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ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ ! |
明るい未来があるかのような古きよきアメリカといった壁に書かれた幸せそうなアメリカの白人家庭の絵の前を職を求め行列をなす黒人が描かれたジャケットがあらわすようにいまだ変わらぬ白人社会であるアメリカという国(2005年の今もあいかわらず)を普通のまともな人間の視点から表現した作品です。表面はどんどんきれいになっていくがそれは単に臭いものにはフタを方式にすぎないということカーティス独自の視点で表現しています。悲しみと優しさというものがこの作品の中心にあります。友人の突然の死を歌った名曲「ビリー・ジャック」からはじまり憂鬱な雰囲気の中作品は進んでいく。40分にも満たない作品だが、この作品の中に秘めた怒りとやるせなさが強烈に伝わってくる。言葉は違ってもまた国は違ってもこのメッセージは永遠のものととして伝わってくるに違いない。演奏は超ひかえめ。余計な装飾は一切なく必要な音と説得力のあるカーティスのファルセット・ヴォイスだけが存在しているかのような感じだ。しかし何本かはいっているギターの抑揚のきいたからみは素晴らしい。この作品はヒットチャート上は全く売れず(100位以内にすらはいっていない)販売枚数や売上金額がすべてのような昨今の状況であれば抹殺されてしまう作品なのかもしれません。しかしカーティスの作品の中では1番といっても過言ではない作品さのです。この真剣さと向き合ってみてください
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曲目 |
1.BILLY JACK
2.WHEN SEASON CHANGE
3.SO IN LOVE
4.JESUS
5.BLUE MONDAY PEOPLE
6.HARD TIMES
7.LOVE TO THE PEOPLE |
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